Concept
富山市における一次救急医療機関として、老朽化した旧施設に代わり、富山市民病院の敷地内に増築した施設です。1階は受付部門と救急処置室、外部から直接アプローチできる多目的診療室を配置し、2階は内科・小児科・眼科・耳鼻咽喉科の各診察室を配置しています。体調の悪い患者さんが多く訪れる為、待合を集約して、各診察室へのアプローチや視認性のよい室配置としました。南北の外壁面は、市民病院の外装に調和するよう、暖色のタイルを使用し、西側は国道41号線に対して清潔感のあるイメージを伝えるため、コンクリートパネルの素地の表情としました。内装は、施設を利用する様々な年齢層の方々が、やすらぎを抱いてもらえるよう、木調素材の内装材を積極的に使用しました。
Data
名称 | 富山市・医師会急患センター |
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竣工 | 2011年11月 |
用途 | 診療所 |
構造・規模 | 鉄骨造2階建て |
延床面積 | 856㎡ |
備考 | 写真協力:株式会社エスエス北陸 |