Concept
富山電気ビルディング本館は、戦災を経た富山市中心部に今も残る、数少ない歴史的建造物です。今回の改修では、その歴史を丁寧にたどりながら、アーチ天井の再現をはじめ、シャンデリアや人造大理石の再利用など、建物が持つ象徴的な要素を可能な限り継承することを目指しました。
「電気ビルらしい格調を備えた心地よい空間」をデザインコンセプトとし、往年のイメージを尊重しつつも、企業行事やご家族の特別な一日を過ごす場として選ばれるような、新しい価値の創出を図っています。
性格の異なる南北のロビーについては、それぞれの特徴を活かしながら、床段差の解消やバックヤード動線の整理など、スタッフにとっての使いやすさも重視した計画としました。
本プロジェクトは、建築に理解を持ち大切にしてくださっている富山電気ビルデイングの皆様をはじめ、多くの皆様のご協力により実現したものです。












(ステンドグラス:名田谷隆平)


(金属造形:釋永維)


(復旧工事で補強済)
Data
| 名称 | 富山電気ビルディング本館 5階 |
|---|---|
| 竣工 | 2026年01月 |
| 用途 | レストラン |
| 構造・規模 | 鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄骨造 6階建て |
| 延床面積 | 12,082㎡ |
| 備考 | 耐震設計監理:北電技術コンサルタント株式会社 南ロビー設計施工:株式会社米澤製材所 写真協力:株式会社 エスエス 北陸支店 |