Concept
富山市を拠点に解体工事や土木工事を手がける企業の本社建替え工事です。解体現場からでる産業廃棄物の約85%をリサイクルし、グループ内で再資源化を促進している環境に配慮した会社になります。
お施主様からは、解体屋という世間的には「壊すだけのやんちゃな人」いうイメージを払拭する建物を要望されました。
解体という仕事は、ただ建物を壊すことではありません。
これまでそこにあった建物や素材、そして土地が刻んできた記憶を一度丁寧にほどき、新しい建築や街へとつないでいく仕事です。
この社屋では、解体の仕事が持つ「ほどく」「見極める」「生かす」「次へつなぐ」という考え方を、建築を通して表現しました。
無駄を抑えたシンプルで端正な外観には、解体の仕事に欠かせない確かな技術と丁寧さを込めています。建物の中央に設けた大きなガラス面は、閉じた「解体」のイメージではなく、外の街や人、そしてこれからの未来へと開いていく姿を表しています。力強さを感じるグレーの外壁と、繊細な縦の開口を組み合わせることで、解体業に求められる確かな技術と丁寧な仕事を表現しました。そして中央の大きなガラス開口は、閉じていたものをひらき、次の未来へつないでいく企業の姿勢を象徴しています。
「壊す会社」から、「未来をつくる会社」へ。
解体を新しい価値が生まれる「はじまり」と捉え、これからの街や暮らしにつながっていく企業の姿を、この建築に込めました。








Data
| 名称 | 森崎本社社屋 |
|---|---|
| 竣工 | 2026年6月 |
| 用途 | 事務所 |
| 構造・規模 | 鉄骨造・2階建て |
| 延床面積 | 624㎡ |
| 備考 | 写真協力:エスエス 北陸支店 |