Concept
富山市を拠点に解体工事や土木工事を手がけている企業の、本社建替え工事です。
お施主様からは、解体屋という「壊すだけのやんちゃな人」というイメージを払拭する建物を求められました。
解体とは、そこにあった建物や素材、土地が刻んできた記憶を丁寧にほどき、新しい建築や街へとつないでいく仕事です。解体の「ほどく」「見極める」「生かす」「次へつなぐ」という考え方を、建築を通して新しい社屋で表現しました。
無駄を抑えたシンプルで端正な外観には、解体に欠かせない確かな技術と丁寧さを込めています。力強いグレーの外壁に繊細な縦の開口を組み合わせ、建物中央には大きなガラス面を設けました。閉じていたものをひらき、外の街や人、そして未来へとつないでいく企業の姿勢を象徴しています。
「壊す会社」から、「未来をつくる会社」へ。解体を新しい価値が生まれる「はじまり」と捉え、これからの街や暮らしにつながっていく企業の姿を、この建築に込めました。








Data
| 名称 | 森崎本社社屋 |
|---|---|
| 竣工 | 2026年6月 |
| 用途 | 事務所 |
| 構造・規模 | 鉄骨造・2階建て |
| 延床面積 | 624㎡ |
| 備考 | 写真協力:エスエス 北陸支店 |