Concept

健康なこころと体をつくる場として、立山町の『元気創造』スポーツ拠点として町民の皆さんに親しまれる武道館を目指しました。4面横並びの柔剣道場、6人同時行射が可能な近的競技対応の弓道場、雨天時利用も可能なゲートボール場を新たに整備しました。隣接する既存の中央体育センターとは1、2階で渡り廊下によって繋がり、一体的な相互利用が可能です。建築デザインは武道の持つ『伝統』『品格』『清潔感』というイメージを表現し、シンプルなかたちで透明性のある外観としています。大きな切妻屋根の水平ラインが印象的で端正な美しさを表現しています。部分的に格子や障子など日本の伝統の意匠により分節することで、光や風を効果的に取り入れています。また、内外とも色数を抑えた清潔感のある色彩計画とし、町並みや中央体育センターとの調和のとれた品格のある建物となっています。