Concept

平成19年に移転した百貨店跡地で、利便性の高い立地を活かした複合施設の整備による賑わい創出を目的とした事業です。1階に共用玄関と銀行本店営業部、2階から6階にガラス美術館と図書館、7階から10階に銀行オフィスを配置しています。2階から6階にかけて連なる吹抜が特徴的な空間で、吹抜を中心として各階の北側に図書館、南側に美術館を配置しています。来館者はエスカレーターを利用し、吹抜を回遊するように上階へ導かれます。内装はルーバーを多用し、暖かみのあるリビングのような空間を創出しています。アルミパネル・御影石・ガラスによるスクリーンが統一感のある外観を形成し、場所によって密度・素材感を変化させ、見る角度によって異なる表情となることを意図しました。富山の主要産材であるアルミ・ガラスと、銀行旧本店を想起させる白御影石のスクリーンが、中心街のシンボルとして輝くことを期待しています。