Concept

「富山市総曲輪三丁目地区第一種市街地再開発事業」で整備された施設の計画です。旧西武百貨店がかつて営業を続けていた街区の再生を目的としています。1～5階に中心商業地区にふさわしい商業機能や業務機能、6～23階に総戸数206戸からなる分譲住宅を都市型居住機能として計画、複数の用途を立体的に構成することで富山市が掲げるコンパクトシティ形成の推進を図りました。「まちなかひろば」はLRT停留所とアーケードに面し、ガラスや商業施設で囲むことによって、悪天候時の影響を最小限に留めながら、来訪者を迎え入れるスペースとして有効に使われています。住宅部分ではPC躯体を採用することで、施工精度向上と現場における型枠使用量減少に寄与しています。まちなかでありながら周囲に高層建物が少ない立地を最大限に活かすべく、採光通風に配慮したセンターボイド型の住棟配置を採用しています。