富山県立大学中央棟
多様な学びの交流を育むアカデミックモールを介し、とやまの知が集積する新たなキャンパス・ランドマーク
教育施設 富山県射水市 |
Concept
“薬都とやま”ならではの医薬品工学科の新設やキャンパス全体のゾーニング再構築など、時代のニーズに合わせたキャンパス再編計画に伴い、新たな学びの核となる大学新校舎をつくりました。計画の特徴は、機械・環境・情報・医薬など、異分野の学科が1つの建物に集い、学ぶことにあります。大きな吹抜空間「アカデミックモール」を介して、多様な研究や個性がつながる知の共同体をコンセプトに計画しました。外観は、脈々と積み重なる知=「とやまの知の集積」を体現することで、キャンパスの新たな正面性をつくりました。富山の地場産業であるアルミ加工技術を活かしたエキスパンドメタルを使用し、3種類の異なるメッシュと巾モジュールを用い、様々な学科が混在する新校舎を体現した動きのある市松模様をつくっています。新校舎を中心に、新旧校舎や外部空間が融合し、キャンパス全体が知の連環体としてつながる全体計画としました。
Data
名称 | 富山県立大学中央棟 |
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竣工 | 2020年3月 |
用途 | 大学 |
構造・規模 | 鉄筋コンクリート造(基礎免震構造)+鉄骨鉄筋コンクリート造・地上9階地下1階建て |
延床面積 | 22,210㎡ |
備考 | 福見建築設計事務所とJV キャンパス再編計画 構造設計:株式会社織本構造設計 協力会社/構造設計:株式会社織本構造設計、ランドスケープ設計協力:プレイスメディア サイン計画:島津環境グラフィックス有限会社 写真協力:dot DUCK 内山昭一 |