Concept

富山県東部、新川地区の店舗統合に伴い、旧魚津支店のあった地で新たに計画したローンセンターを併設する基幹店舗です。周辺は閑静な住宅地であるため、道路や隣地から一定の離隔を保ち、まちの風通しと日当たりを保持できる配置計画としました。住宅スケールに近い3つの分節ボリュームからなる構成とし、住宅地に馴染む親しみのある店舗デザインを目指しました。店舗入口までアクセスできるキャノピーは、集客キャッチとなるサイン塔や営業車庫と一体的に計画しました。軒高さを抑えたキャノピー水平ラインは、店舗とまちの関係性を親密にする機能も併せ持ちます。建物の内外ともに「ナチュラル・モノトーン」をデザインコンセプトに色彩計画や材料選定を行いました。温かみのある色彩と素材感を活かした仕上計画で、店舗の大切な広告が際立ち、企業カラーの青色とも調和できるよう綿密に全体計画を行いました。