Concept

富山ライトレールの開通に合わせて富山駅北地区に完成した地元IT企業の自社専用事務所ビルで、タワー111のアネックスビルとして建設されました。ライトレールとの相乗効果・周辺街並みとの調和・松川べり活性化への貢献をコンセプトとし、将来を見据えたIT設備と最新のセキュリティを備えた建物です。ガラス張りの外観は見付の細いアルミカーテンウォールを採用し、透明感かつ軽快感を強調しています。フレームレスで開放的なエントランスホールはムラサキタガヤサンのフローリングを使用し、透明感の中にも温かみのある設えとしています。夜間には柔らかなライトアップを行い、まちの賑わいにも貢献しています。スケルトンインフィルの思想の実現、3.6mグリッドによるモデュール化を行い、可変性が高く、無駄の少ない構成とするとともに、Low-Eガラスや屋上緑化などを採用し、環境負荷の低減や働く方々へのアメニティ向上にも配慮しています。