Concept

ラ・ロカンダ・デル・ピットーレは新潟県の岩原スキー場に本店をもつ窯焼きピザをメインとしたイタリアンレストランです。本店のピザに魅了され通い続けたオーナーが富山での出店を熱望し、環水公園に面した立地で実現しました。緑や水辺など自然豊かな公園が一望できるよう床レベルを高く設定し、敷地内にある桜を取り込みロケーションを活かして計画しました。外観は周囲の良好な環境に調和するように自然素材の石やテラコッタなどを使い、外壁にはペイントやサインなど手仕事を感じる設えを施しています。内部空間は古材の柱や梁、1階から2階の客席まで連続する大屋根の伸びやかな垂木など、魅せる架構としました。漆喰の内壁には指で描いた絵や模様、ステンドグラス、ロートアイアン製の照明器具や階段手摺など、レストランスタッフの自作のものが所々に散りばめられて空間全体に手作りの暖かさや懐かしく落ち着いた雰囲気を生み出しています。